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Posted by TI-DA at

2014年10月29日

「100年ごはん」のこと 

美味しいものを食べると自然に笑顔がこぼれます。

「しあわせ」という感覚が体の中から溢れて
体が喜んでいるのが分かりますごはん


「大切な時期」 
まだ、無意識の頃に何を食べていたか
何を食べて美味しいと感じたかを
体が覚えているのでしょう。


「美味しいね。」と、その感覚を共有しながら
一緒に食べることの大切さ。

家族のために、子供のために、、

手間暇かけて誰かのために愛情を込めて作られたごはん。


いつの頃からか、
食べることの大切さを改めて考えるようになりました。


私の幼い頃、わが家では玄米から自宅で精米した
七分づきのごはんを食べていました。

精米したお米から取れた米ぬかで糠漬けを作り
無農薬の野菜、自然に近い環境で育まれた
牛乳や卵、シンプルな原材料だけで作られたお豆腐や味噌

味付けもシンプルな薄味で

おやつや飲み物も着色料、保存料、香料などが

一切入っていないものやふかしたさつま芋、じゃが芋
時々手作りのパンケーキ、クッキーの時もあり

市販のお菓子や外食まで厳格に制限されていたわけでは
無いのですが、

友達の家に遊びに行った時にいただいた
おやつやジュース、たまに家族で出掛ける外食が
とても特別に感じたことを覚えています。

今思うととても大切な時期に
とても大切なことを教えてもらったのだと

母に感謝しています。

おにぎり おにぎり おにぎり


大分県臼杵市で始まった「有機農法への転換」への

はじまりの第一歩を描いた映画「100年ごはん」

が沖縄県内9か所で上映されています。

それは、

一人のとてもスケールの大きい思想から始まり

賛同し、しっかりと地に足の着いた100年単位の
お仕事を紡ぐ人たちの「今」から始める、

「100年」先へ続く第一歩のはじまりの記録で、

臼杵市が「特別」ではなく「あたり前のことをしている」と、
そう思える「100年後」になるように

まずは、知ってほしいという想いが形になった映画です。



県内では限られた日程で、限られたスペースでの上映ですが、

上映会には臼杵市有機栽培されたお野菜を使った

「一期一会」のごはんをいただき、

監督と携わった臼杵市の有機農法を支える方々の

お話を聞いて、私たちの子供たちのさらに子供たちの

100年後のごはんを「考える」ことが出来ます。


化学肥料、農薬を使わないで育った安心で安全な野菜の

本当のおいしさを知っている臼杵市の人々と、

その子供たちの給食のすべてを有機野菜の食材で

という熱い志を持った市の職員の方々

と、その土地の森、土、水を育む人たち。

今はまだ始まりにすぎず、決して容易な道のりではないと

十分知っているにも関わらず

その表情が希望に溢れ輝いて見えるのは、

目先の「今」のことではなく

100年先のそう遠くない未来を生きる子供の子供たちが

何を食べるのかがしっかりと見えているから。

臼杵市の有機農法を支えるのはそういう

一人一人の想いの力だと気付かされます。


まずは、見て知ることから始めて

思い立って会場へ行くことができれば、
きっと一人一人の想いは強くなり

それが、第一歩だと思うのです。




残り4か所の上映はこちらで確認できます。





開催の情報も行き届いていない中で
この映画に巡り合えたご縁に感謝申し上げます。



Fumiさん いつも美味しいごはんを
ありがとうございます(*^^*)




こちらは、那覇市でからだに優しいお弁当を毎日販売されている福豆さんのお弁当です

  


Posted by halu at 20:32Comments(0)Whats New映画 のこと

2012年01月25日

クリスマスのその夜に

 
 クリスマスからちょうど一か月が経ちました。
 
 と言っても、

 日本の場合クリスマスイベントで盛り上がると

 一気に「師走ムード満載!!」で

 余韻に浸るまもなくパタパタと過ぎ、
 
 7日後にはすっかり「お正月」で落ち着いちゃうので

 実際には一か月しか経ってないのに

 随分前の出来事のように思えてしまいます。

 それも、もちろんいいのですが^m^ 

 もう一度 クリスマスの気分に浸れる映画を見てきました。

 舞台はノルウェーの小さな町で

 クリスマスのその夜、誰もが大切な人と過ごす特別な日に
 
 幾つかのエピソードが何気なく始まり、

 短編小説が同時にそれぞれ展開していくように

 見えて、それぞれの人生が少しずつ重なり

 少しずつストーリーが繋がって見えてきます。

 ほっこりした気持ちで見ていると、いつの間にか

 その切なさや愛おしさに溢れるストーリーに惹きこまれて

 じんわり胸が熱くなってきます。

 ちょっと目頭熱くなりますよ・・(;_;

 押しつけがましくない感動がいつまでも続いて、

 ちょうど桜坂劇場を出た時の外の寒さが

 北欧の余韻に浸らせてくれました。。

 (あんなに雪深くは無いけれど(^_^;) 

 



 同じ監督さんの
 「ホルテンさんのはじめての冒険」と
 「キッチンストーリー」も北欧を舞台にした
 あったかいストーリーで、お薦めです(^o^)/
 
 それにしても、寒いですね!!!(>_<)

 皆さま体調を崩さないように、気を付けてください。。
  
  


Posted by halu at 20:27Comments(0)映画 のこと

2011年10月24日

木洩れ日の家で



 10月21日まで桜坂劇場で上映されていた
 
 木洩れ日の家で を観ました。


 ワルシャワ郊外の森に佇む古い屋敷と

 そこに住む 老婦人アニェラと 家族は愛犬フィラ


 全編モノクロームの映像は

 2人の穏やかに過ぎる時間と

 題名のとおり 木々から洩れる光と 木洩れ日に包まれた家を

 より印象的に映し出していました。

 
 老婦人の穏やかに過ぎる静かな日々を描きながら

 時々目を閉じて 

 若き日に 夫と幼い息子と暮らした輝いた時間に
 
 思いを馳せるシーンは 少し切なく映るのですが

 それでも、

  プライド高くひとり誇らしく生きる姿は美しく,

 女性として 憧れます。


 91歳のアニェラを演じたポーランドの名女優

 ダフタ・シャフラルスカは、撮影時、同じく91歳で

 この作品で数々の主演女優賞を受賞されたそうです。

 チャーミングで可愛らしく 凛とした強さと魅力的な表情に

 魅かれて 老婦人ということを つい忘れてしまいます。

 そして、もう一人の主人公 愛犬、

 ボーダーコリーの フィラが 素晴らしい!!

 91歳の老婦人と 若いフィラの躍動感のギャップも

 印象的で
 
 時々やんちゃが過ぎてしまうけど憎めない愛らしさ

 助演女優賞を受賞されても いいのでは!!

 と思うほど 本当に表情豊かで絶妙な演技

 主演に負けず劣らぬ存在感です。

 そして、最後のシーンで見せるフィラの切ない表情で

 一気に涙腺が緩みました(;_;)

   
 
一人の女性の晩年を描きながら、切なさもあるけど

少しの寂しさも感じさせない 木洩れ日のように穏やかで

キラキラした気持ちにさせてくれる映画です。


   


 

 
  


Posted by halu at 20:18Comments(0)映画 のこと

2011年06月20日

☆ ダンシング チャップリン ☆


桜坂劇場で公開中の 

ダンシングチャップリンを観に行きました。

 
草刈民代さんご自身が、

私のラストダンス と言う

この作品を最後に2009年 

バレリーナを引退されています。


第一幕は

撮影までの経過を記録したアプローチ

36年間バレリーナとして、

第一線で活躍されていた草刈民代さんが
 
最期に、最高に美しい舞を見せるまで 

世界中から集まった一流のダンサーたちと

張りつめた緊張感の中、

役を完成させるまでを観ることができます。

その空気が伝わるリアルな緊張感と

第二幕の本番で見せる優雅で美しい舞との
 
ギャップは、鳥肌がたつほど。

プロとしての気迫を感じさせられます。

アプローチの中、

チャップリンを演じる ルイジ・ボニーノが

「真似 はできない。 感じたままに踊る」

と、チャールズ・チャップリンへ敬意を払う

言葉が印象的でした。 

ルイジ・ボニーノは演じる前、

実際のチャップリンの映像を

観る事が出来なかったそうです。 

観る事が怖かったと、真っ直ぐに語っています。

真似をすれば、 限界がある 

チャップリンにはなれないと

よく分かっているからこその恐怖。

他の若い一流ダンサー達の中で

圧倒的な存在感を見せるルイジの

しなやかで無駄のない、完成されたチャップリン。

言葉とおり「感じている」

映像の中に生きたチャップリンを観ることができます


美しいものが見たかった と言う 

周防監督の情熱に動かされた 

巨匠振付家 

一流の衣装デザイナー、バレエダンサー

その中で堂々とラストダンスを踊りきる

草刈民代さんの潔い踊りに

36年間一時も息をつく事が無かった

バレエ人生の全てを 

観たようながしました。

  
 惚れ惚れします・・・ 



                              
 
 
  
 


  


Posted by halu at 16:57Comments(0)映画 のこと

2010年10月31日

トイレット



桜坂劇場のファンの方も多いと思います。

那覇の中心にありながら喧噪からは程よく離れたミニシアターでは
いつも気になる作品ばかりが2~3週間の短いサイクルで上映されているので

常に上映作品をチェックして時間を作らないと
 見逃してしまうこともよくあります。

なので、気が付くと休みの度に足を運び毎週違う作品を見ていたりする事も。


きっと共感してくださる方も多いと思います(^^)


ただ今上映中の映画 「トイレット」を見てきました。


主演の もたいまさこさん いつもツボなんですが、

  今回もしっかりツボに入りました。

そして荻上直子監督の作品には、丁寧に作られるごはんが欠かせないので

そちらも期待していましたが、

(期待通り。)

しばらく頭から餃子が離れません。

主役の3人兄妹はお国は違うけど、きっと今の日本の家族の形と同じ

皆それぞれバラバラで、何かきっかけがなければ、お互いも無関心。

もたいまさこさん演じる「ばーちゃん」も始めは無関心のように見えて

知らず知らず兄妹は「ばーちゃん」の世界に包まれ、いつの間にかお互いを認め合うように
変わっていきます。


「ばーちゃん」 言葉はなくても、何かに身を任せるようなおおらかな穏やかさと
人を惹きつけるエネルギーを感じます。

見終わった頃には、すっかりこの3人の兄妹が愛おしくなってしまって
もっと見ていたい!!と思わせるんです。


かもめ食堂、めがねと同じく
後からじわじわとしみてくる感じが、相変わらず良いんです。
  


Posted by halu at 16:19Comments(0)映画 のこと