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2011年06月20日

☆ ダンシング チャップリン ☆


桜坂劇場で公開中の 

ダンシングチャップリンを観に行きました。

 
草刈民代さんご自身が、

私のラストダンス と言う

この作品を最後に2009年 

バレリーナを引退されています。


第一幕は

撮影までの経過を記録したアプローチ

36年間バレリーナとして、

第一線で活躍されていた草刈民代さんが
 
最期に、最高に美しい舞を見せるまで 

世界中から集まった一流のダンサーたちと

張りつめた緊張感の中、

役を完成させるまでを観ることができます。

その空気が伝わるリアルな緊張感と

第二幕の本番で見せる優雅で美しい舞との
 
ギャップは、鳥肌がたつほど。

プロとしての気迫を感じさせられます。

アプローチの中、

チャップリンを演じる ルイジ・ボニーノが

「真似 はできない。 感じたままに踊る」

と、チャールズ・チャップリンへ敬意を払う

言葉が印象的でした。 

ルイジ・ボニーノは演じる前、

実際のチャップリンの映像を

観る事が出来なかったそうです。 

観る事が怖かったと、真っ直ぐに語っています。

真似をすれば、 限界がある 

チャップリンにはなれないと

よく分かっているからこその恐怖。

他の若い一流ダンサー達の中で

圧倒的な存在感を見せるルイジの

しなやかで無駄のない、完成されたチャップリン。

言葉とおり「感じている」

映像の中に生きたチャップリンを観ることができます


美しいものが見たかった と言う 

周防監督の情熱に動かされた 

巨匠振付家 

一流の衣装デザイナー、バレエダンサー

その中で堂々とラストダンスを踊りきる

草刈民代さんの潔い踊りに

36年間一時も息をつく事が無かった

バレエ人生の全てを 

観たようながしました。

  
 惚れ惚れします・・・ 



                              
☆ ダンシング チャップリン ☆  
 
  
 






Posted by halu at 16:57│Comments(0)映画 のこと
 
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